作家笹本稜平の小説でも人気シリーズをご紹介

笹本稜平の作品には、どんな小説がある?

笹本稜平の作品には、2時間単発ドラマの原作として人気の作品も多くあります。

全く違った魅力を持つ主人公達がそれぞれの立場で推理し解決していくストーリーなど、推理小説やドラマが好きな人は笹本稜平の作品を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

では、笹本稜平の作品にどんな物があるのか少しご紹介したいと思います。

素行調査官シリーズ

素行調査官シリーズとは、光文社文庫から出版された笹本稜平原作の全4巻の推理小説シリーズです。

素行調査官

主人公は元々私立探偵だったが縁あって警視庁に入庁しその経歴から、警務部人事一課監察係・特別調査官に採用されます。

この部署は警察官の素行調査をする為に「素行調査官」と呼ばれ、探偵と警察が行える捜査範囲の違いや普段ではあまり知る事のない内情といったものまで読む事が出来る。

警察官といえども人でそれを監視する部署と調査官、それを部隊に繰り広げられる事件の数々は、未知の世界を垣間見る面白さといったものを感じる事ができる作品です。

白昼夢 素行調査官2

シリーズ2作目となる「白昼夢 素行調査2」は一人の元潜入捜査官が自殺する所から物語がスタートします。

薬物捜査のエキスパートであったはずの素晴らしい実績を持つ男が、公金流用を理由に依願退職に追い込まれおり、更に退職時に大量の覚醒剤を持ち出していたことから事件の謎は深まっていくという読む者を引き込むストーリーです。

漏洩 素行調査官

素行調査官の3人は、仕手集団の絡んだ株のインサイダー取引にまつわる事件を調べるのだが、捜査対象者の一人であった捜査二課の戸田光利がくも膜下出血で倒れてしまいます。

部下である沢井は戸田の無実を信じて真相を探ろうとするのだが次第に追い詰められていく内容です。

卑劣犯 素行調査官

シリーズ4作目となる本作は生活安全課の現職警部補・国枝警部補が上司の車で轢き殺される事から事件が始まります。

だが、轢いたのは上司の車だが事件の2日前に盗難にあっていた。

轢き殺された国枝が死の直前まで児童ポルノサイト摘発の案件に関わっていたのだが、その操作妨害が目的なのか?内部犯行を疑う素行調査官達は捜査を始めることになります。

名無しの探偵シリーズ

光文社文庫から出版されたシリーズ2巻。

恋する組長

東西の指定広域暴力団と地場の組織がしのぎを削る街で事務所を開く私立探偵が、主な取引先のである暴力団から泡銭をかすめ取る日々を送っていたという出だしからスタートします。

そこで舞い込む依頼は、泣く子も黙るヤクザの組長からは愛犬探しを、強面の悪徳刑事からは妻の浮気調査を依頼され、しょぼい調査かと思いきやその先に思いがけない事件が待ち受けているというストーリーです。

ボス・イズ・バック

主人公は街のヤクザで暴力団といったその道の人間を顧客とする私立探偵だが、上客である「山藤組」の組長が突然引退してカタギになると言い出した所から物語は始まります。

組が潰れかねない大事のはずだが、案の定何か思惑があるようでゴリゴリの悪徳刑事に金と女に目がない生臭坊主といった個性的な面々と私立探偵のやり取りが面白い作品です。

駐在刑事シリーズ ドラマ化

2014年に放送開始された2時間テレビドラマ化シリーズで、警察官・江波敦史(寺島進)が活躍する人気シリーズ作品で2時間ドラマでは全5作あり、2018年10月からは連続ドラマとして放送されていました。

この作品の主人公は、容疑者が取調べ中に自殺した事がきっかけで、青梅署水根駐在所へ左遷された警察官江波敦史です。江波は自責の念を背負い奥多摩の捜査において生身の人間としての自分を取り戻すためにも捜査に邁進します。

越境捜査シリーズ ドラマ化

2008年に放送開始された2時間単発ドラマ化シリーズで全3作品。
警視庁特命捜査係の鷺沼と神奈川県警の一匹狼・宮野が難事件に挑んでいくのが見どころの『越境捜査』シリーズです。


沢山の推理作品などを生み出す笹本稜平作品の数々からアナタもぜひお気に入りの主人公・お気に入りの1冊を見つけてみてください。

私のお気に入りはやはり素行調査官シリーズ!